2013年1月22日火曜日

尖閣で迷走する中国当局:「日本と対話で解決したい」、エーッツなんで?



● 21日、中国外交部の洪磊報道官は定例記者会見で、「国家の領土主権を守る中国の意志と決意は確固不動たるものだ。 中国は対話と協議を通じた領土紛争の解決を一貫して主張している」と表明した。資料写真。



 「戦争辞さじ」で勢い良く進軍ラッパを吹いていたのに、急激にそれがしぼんできている。
 日中戦争をしかけても勝てる見込みはないし、戦争状態になれば中国リスクは増大し、外資は引き上げを開始するだろうし、日本からは原発の部品ははいらないだろうし、踏んだり蹴ったりになる。
 はじめは民族的勢いで、「日本にその覚悟はあるのか」と脅してはみたものの、日本がその覚悟だと知ったら、ブルブルと怖くなってしまった。
 戦闘機の空中スレ違いが発生すれば、偶発的な戦争開始は眼の前に迫ってくる。
 共産党にはまだ口先だけで腹をくくるだけの覚悟は出来ていない。


サーチナニュース 2013/01/22(火) 08:43
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0122&f=politics_0122_005.shtml

「釣魚島の領土主権を守る力と決意がある」と発言=中国外交部

  中国の軍事力増強が地域の安全を脅かしていると外務省報道官が発言したことに対し、中国外交部の洪磊報道官は21日、
 「日本が釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)とその海域で中国の領土主権を侵犯していることに一貫して断固反対している。
 中国は釣魚島の領土主権を守る力と決意がある」
と述べた。
 中国国際放送局が報じた。

  外務省の報道官は、中国の軍事力増強は地域の安全環境を変化させており、中国が脅威的な手段で現有の秩序を変えようとしていると発言した。



サーチナニュース 2013/01/22(火) 09:53
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0122&f=politics_0122_008.shtml

尖閣奪取で戦争するのか…中国政府「日本と対話で解決したい」

  中国政府・外交部の洪磊報道官は21日の定例記者会見で、
 「(尖閣諸島奪取のため、日本と)一戦を交える準備をすべきだとの報道がある」
との指摘を受け、
 「われわれは一貫して、対話と交渉で領土問題の争いを解決したいと主張している」
と説明した。

  出席した記者から
 「中国の一部メディアは、釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)について、(日本と)一戦を交える準備をすべきだとの報道があるとの報道があるが、中国政府はどのような立場か
との質問が出た。

  洪報道官は、尖閣諸島の主権について
 「中国の国家領土の主権を防衛する意志は固く、変わることはない」
と述べた上で
 「われわれは一貫して、対話と交渉で領土問題の争いを解決したいと主張している」
と説明。

  日本に対しては
 「釣魚島の問題について、適切に冷静に対応し、誠意を明らかに示してほしい。
 中国側と歩調を合わせて、交渉によって打倒な解決策と問題を大きくしない方法を探してほしい」
と述べた。

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◆解説◆

  洪報道官は、「戦争も辞すべきでない」との一部報道を、中国政府の本意ではないと説明したが、
 「釣魚島は中国領であり、日本が支配していることは間違っている。
 したがって日中間には領土問題が存在する」
との立場はまったく崩していない。

  一方の日本政府は、
 「尖閣諸島は日本領であり日本国の支配は当然だ。
 したがって日中両国に領土問題は存在しない」
との立場だ。
 両社の主張には大きな隔たりがあり、両国政府は正式に対話することも容易ではない。

  尚、共産党・政府によるメディア統制が厳しい中国で、一時期とはいえ
 「なぜ、主戦論が噴出したか」
ということにも疑問が残る。
 日本に対する威嚇とも受け止められるが、中国上層部における
 「内部的なパワーゲーム」
が背景に存在する可能性もある。


 この質問をした記者はヤラセで発言し、それに答えるように当局の姿勢の変更を伝えている。
 つまり、「中国は負けた」のだ。
 これで終わったんではつまらない。
 共産党のコントロールが効かなくなりつつある解放軍がどう動くか。
 解放軍は手にした武器というオモチャを使ってみたいだろうに。
 さらには当局の弱腰を民衆がついてくるだろう。
 「解放軍・民衆不満 対 共産党」と図式が出てくるのだろうか。
 しばらくは迷走を続ける中国になりそうである。

 ここまでこじらせてしまったのだから、ちょっとやそっとでは解決できないだろうと思うのだが。
 日本としては中国に対する信頼感が極度に落ちている。
 なにしろ6%としか中国を好いてはいない。
 90%以上が「中国嫌い」になっているわけで、こうなると日本としても安易な解決ができにくくなってしまっているだろう。
 100億円のデモ被害を受けているのだから。


レコードチャイナ 配信日時:2013年1月22日 15時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68711&type=0

<尖閣問題>
「中国の意志と決意は揺るぎない」、対話と協議による解決を―中国外交部


 2013年1月21日、中国外交部(外務省)の洪磊(ホン・レイ)報道官は定例記者会見で、
 「国家の領土主権を守る中国の意志と決意は確固不動たるものだ。
 また、中国は対話と協議を通じた領土紛争の解決を一貫して主張している
と表明した。

 中国の一部のメディアは尖閣諸島(中国名・釣魚島)の一戦に向けて準備をすべきだと報道している。
 これに対し中国政府は尖閣諸島問題解決のため、日本に対して具体的に何を要求するかとの問いに対し洪報道官は、
 「釣魚島(尖閣諸島)問題について日中は意志疎通を保っている。
 われわれは日本側が同問題において、しっかりと冷静に対応し、誠意をはっきりと示し、中国側と向き合って前進し、協議を通じて問題の適切な解決・コントロール方法を見出すことを希望する」
と述べた。

 また、日本外務省報道官が
 「中国の軍事力建設が地域の安全保障環境を変えつつある。
 中国は威嚇の手段によって日本の『領海、領空』での物理的プレゼンスを増し、現有の秩序を変えようとしている」
と述べたとされる報道について聞かれると、洪報道官は
 「釣魚島(尖閣諸島)は中国の領土であり、その領海は中国の領海だ。
 中国公船による釣魚島(尖閣諸島)周辺の領海の巡航は、中国側の管轄権を行使する正当な公務活動だ。
 中国は長い間、釣魚島(尖閣諸島)およびその領海で中国の領土主権を侵害する日本側の活動に断固反対し続けてきた。
 日本側のいわゆる『プレゼンス』と『管理・コントロール』は最初から不法で無効なものだ。釣魚島(尖閣諸島)の領土主権を断固として守る決意と能力が中国側にはある」
と語った。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山)




中国戦闘機、スタンバイへ


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