2013年1月30日水曜日

台湾を刺激し始めた中国:「両岸が連携すれば日本は震え上がる」





レコードチャイナ 配信日時:2013年1月29日 11時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68925&type=0

中国と台湾の共同尖閣諸島防衛、活動の何が間違っているのか?
―中国メディア

 2013年1月28日、人民日報海外版によると、台湾の保釣(尖閣防衛)漁船が日本側から攻撃を受けた際、台湾の巡視船は「応援」に来た中国本土の海洋監視船に対して意外にも「直ちに立ち去るように」と呼びかけた。
 この一幕は今月24日に尖閣諸島の南西約20海里で起きた。
 当時、台湾漁船「全家福」は媽祖像を尖閣諸島へ運ぶ途中だったが、護衛していた台湾海岸巡防署の巡視船4隻が日本側艦艇に対抗しなかったため、高圧放水で複数箇所破損し、帰航を余儀なくされた。

 今回の活動に参加した台湾中華保釣協会の黄錫麟(ホアン・シーリン)秘書長は帰航後、報道陣に
 「台湾海岸巡防当局の設備、装備は余りにも劣っており、日本側と比べものにならない。
 巡視船自体が破損さえした」
と述べた。

■台湾側「両岸の共同保釣を回避」

 台湾「中央社」の報道によると、漁船「全家福」は尖閣諸島海域で保釣活動を行うため今月24日午前1時45分(現地時間=以下同)に新北市深澳港を出港。
 台湾「海岸巡防署」は「全家福」の安全を全行程で守るため、モーターボート2隻と巡視船4隻を派遣した。

 同日午前9時40分、尖閣諸島の南西28海里で日本海上保安庁の公船8隻が蛇行し、波を立て黒煙を排出するなどして、台湾漁船「全家福」が前進できないようにした。
 10時32分、日本の公船は「全家福」に対する放水を開始。
 これに対し台湾「海岸巡防署」の艦艇4隻が前に出て保護した。

 10時50分、中国本土の海洋監視船3隻が尖閣諸島の南西20海里、台湾の巡視船「和星艦」の左方2.5海里の地点に出現した。
 「両岸の共同保釣の疑いを引き起こさないため」、
 台湾巡視船は無線とLED灯で
 「釣魚島(尖閣諸島)は中華民国の領土だ。
 ここは中華民国釣魚島海域だ。
 直ちに立ち去るように」
と呼びかけた。

 11時30分、「全家福」は尖閣諸島の南西12海里の地点に停留し、大陸の海洋監視船3隻は「和星艦」の後方0.3海里の地点、日本公船は周辺海域に。
 その後「全家福」は複数箇所の破損のため、帰航を始めた。

■「中国本土の海洋監視船はわれわれのしんがりを務めた」

 「全家福」は同日午後10時に新北市深澳漁港に帰港。
 乗組員たちは下船するや待ちかまえていた報道陣多数に取り囲まれた。
 「全家福」は左側の船灯がほぼ全損。
 船室内はぐちゃぐちゃで、床はガラスの破片でいっぱいだった。
 浸水のため、エンジン1つを含む重要器具多数が損壊していた。

 黄氏は
 「日本は寸鉄帯びぬ台湾の保釣活動家に、悪辣で横暴なやり方で対処した」
と指摘。
 保釣メンバーは3カ月後、海の状況が好転するのを待って、再び保釣活動を発動する可能性も排除しないと表明した。

 「釣魚島(尖閣諸島)の領有権を守るには両岸が連携してこそ効果的だ。
 台湾だけではお手上げだ。
 したがって中国本土の海洋監視船が来たことは事実上、われわれを勢いづかせ、しんがりを務めるものであり、大変な喜びと安堵を覚えた」
と黄氏は語った。
 「両岸の民間の連携による保釣は2003年から現在までずっと行われている。
 現在民間の保釣には何ら問題はない。
 台湾政府側がどうしたいのかが大きい」
という。

 今回の状況から見て、台湾当局は依然「両岸の共同保釣はあり得ない」という立場を固守している。
 馬英九(マー・インジウ)総統は2012年8月に日本メディアの取材にこの立場の恪守を約束して、党内世論から「媚日」「北洋軍閥にも劣る」と批判された。
 台湾中国文化大学の邱毅(チウ・イー)教授は、馬総統のこの言動について「米国に釈明するため」と分析する。

■学者「両岸が連携すれば日本は震え上がる」

 同一海域に両岸の艦船が同時に出現するのは、中国の保釣の歴史において初めてのことではないが、同時に7隻もの法執行船が出現したのは初めてだ。

 台湾「中国時報」は今月25日の論説で、中国本土の海洋監視船に退去を求めた台湾当局のやり方は偏狭で長期的視点を欠くものだと指摘。
 「『海岸巡防署』艦船が漁業保護過程で中国本土が通常派遣している保釣目的の海洋監視船と『期せずして遭遇し』、両岸が連携して日本に対抗する形勢を形作る。
 柔軟な戦略を運用できれば、日本側船舶を震え上がらせ、台湾側の保釣の正当性をよりはっきりと示すことができる」
と論じた。

 中国社会科学院で領海問題を研究する王暁鵬(ワン・シャオポン)氏は
 「日本は以前、釣魚島(尖閣諸島)に対していわゆる『慰霊祭』『開拓記念』などの『亡霊参拝』活動を行い、釣魚島における中国の文化主権の侵害を企てた。
 台湾漁船が今回媽祖像を島に祭ろうとしたのは、これに対する台湾民間の自発的対応と見なせる」
と指摘した。

 王氏はまた
 「台湾側の最近の言動から、釣魚島問題において台湾当局が依然『漁業権重視、領有権軽視』の原則を堅持していることが見てとれる。
 台湾当局が艦船を派遣して護衛したのは、保釣活動家を守るため以上に、民間活動家の過激な行動によって釣魚島情勢が打ち破られ、最終的に台湾当局が後始末をさせられることを防ぐためだ」
 「両岸の船舶が同一の海域に同時に出現したことで、客観的に主権維持協力の効果が発揮された」
と指摘した。

 尖閣諸島周辺での台湾漁師の操業は長年日本側との戦いでもあった。
 今回の事件後すぐに日本側は台日漁業協議の延期をほのめかした。
 国民党の林郁方(リン・ユーファン)立法委員は今月25日
 「漁業交渉はすでに17、8回行われたが、最後はいつも日本が面倒を引き起こして合意にいたらなかった。
 私は一貫して漁業協議を評価していない。
 漁業権と『主権』は断じて分割不能であり『交渉しながら争い、争いながら交渉する』しかないからだ」
と表明した。
(提供 /人民網日本語版・翻訳/・編集/内山) 



レコードチャイナ 配信日時:2013年1月30日 7時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68946&type=0

尖閣からすごすごと戻ってきた巡視艇に「海上の戦力増強を」、台湾世論高まる
―本日の中国TOPニュース
 
 2013年1月24日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領有権を主張する台湾と香港の民間活動家団体が、漁船で接続水域にまで入った。
 漁船には台湾・海岸巡防署(=海上保安庁に相当)所属の巡視艇4隻が同行するというものものしいもの。本来は上陸を目指していたが、日本の公船と対峙(たいじ)する事態となり、やむなく引き返すに至った。こ
 れを受けて台湾では、「海岸巡防署の戦力増強を」との世論が高まっているという。
 台湾メディアの報道を中国紙・環球時報が伝えた。

 海岸巡防署の巡視艇は海上保安庁の公船と対峙した際、放水などの妨害を受けた結果、衛星アンテナが破損し、最終的には民間団体の目標を果たさせないまま台湾へ帰港した。

 台湾東森新聞の報道によると、実は台湾では昨年よりすでに、海上防衛策の強化に乗り出している。
 12月には、新たに2000トン級のフリゲート艦「新北」を投入する予定だったという。
 「新北」は40ミリ砲や高圧放水装置を搭載し、南シナ海や尖閣諸島海域を防衛する重役を担うとみられる。
 しかし結果的に、その正式投入は今年3月に延期された。
 これは2012年12月に第17回日台民間漁業協議の予備会合が開催されることに配慮し、軍事面で日本を刺激しないためのものだった。

 しかし、今回の民間漁船騒動を受け、日本側は次回の予備会合の延期を示唆。
 台湾も“今度こそは”と「新北号」の正式投入を宣言したというのが経緯のようだ。
 28日にも試験航行や実弾射撃訓練に移るとも報じられている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年1月31日 13時42分    
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69007&type=0

「尖閣問題で中台の協力はない」台湾野党代表、
来日して石原前都知事と会見へ―本日の中国TOPニュース

 2013年1月24日、尖閣諸島の領有権を主張するとして台湾を出航した民間活動団体の漁船が、接続水域にまで入った。
 この時、護衛として巡視艇を同行させていた台湾・海岸巡防署(=海上保安庁に相当)が、接近してきた中国の海洋監視船に対して退去を求めている。
 尖閣問題における中台の連携を拒否しているように見える行動だが、
 それでも可能性の払しょくできない“中台の協力関係”について、このほど台湾で動きがあった。
 中国の衛星テレビ局・東南衛視の30日の報道。

 24日未明、台湾を出航した遊漁船・全家福号には、台湾の中華保釣協会と香港の世界華人保釣連盟の構成員が乗船していた。
 これに、台湾・海岸巡防署の巡視艇4隻が同行している。
 接続水域に接近すると、一時は海上保安庁の公船と対峙(たいじ)する事態となった。
 その後、なぜか魚釣島の西南西沖に中国の海洋監視船「海監」3隻が出現する。
 この時、台湾・海岸巡防署の巡視艇は
 「尖閣諸島は中華民国の領土です。
 ここは中華民国の尖閣海域です。
 即座に退去を」
と求めている。

 この翌日に当たる25日、台湾野党の台聯党と民進党による代表団が日本政府系のシンクタンクを訪問し、
 「尖閣問題において、中台は一切協力関係にない」
と明言したという。
 「台湾は日本および日米安全保障条約を挑発するようなことはしない」
とし、
 「中国の介入を避けるためにも、日台漁業協定の早急な締結を」
と提言してきたという。

 さらに、来月3日には蘇貞昌(スー・ジェンチャン)民進党主席が来日し、石原慎太郎前東京都知事と会見の場を持つという。
 尖閣問題について強硬派の石原氏と接触することについては、党内でも
 「彼の主張はあまりに国際世論とかけ離れている」
と争議の的になったようだ。

 30日、中国国務院台湾事務弁公室の楊毅(ヤン・イー)報道官はこれを受けて、
 「釣魚島とその付属島嶼(とうしょ)は中国固有の領土である。
 この領有権を守ることは、中国・台湾の同胞が担う共同責任」
と主張している。

※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年1月31日付の中国大手ポータルサイト・網易(Sina)のランキング9位の記事。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月4日 16時30分    
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69128&type=0

<尖閣問題>
対日本で中国と台湾が水面下で連携、米メディアが推測―中国紙

 2013年2月3日、参考消息(電子版)によると、米メディアは尖閣防衛で中台政府が水面下で協力している可能性があると伝えた。

 米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは1日、日本が新たに400億円の防衛費拠出を決定し、巡視船10隻、駆逐艦2隻からなる特別部隊で尖閣諸島を防衛する方針を決めたと報じた

 緊張が続く尖閣問題に新たな波紋をもたらした。
 2012年9月の日本政府による尖閣諸島買収以来、日本と中国、そして台湾は対立を続けている。
 中国との緊張関係がクローズアップされるが、24日には台湾の活動家が尖閣上陸を目指して出港し、日本巡視船に阻止されるなど、日本と台湾の対立も続いている。

 中国の活動家は
 「中国国民は台湾の活動家を支持している。
 なぜならば釣魚島(尖閣諸島)は中国の一部だからだ」
と話している。
 しかし、米紙によれば、協力関係は民間にとどまらない可能性がある。
 中国政府と台湾政府が秘密裏に協力しているのではと推測する声も上がっているという。


  馬英九政権は中国よりで、台湾の資本は中国に投下されている。
 台湾メデイアは中国に乗っ取られている。
 いろいろ錯綜しているのが中国台湾関係である。
 尖閣で行き詰まった中国が、台湾へ出てくるのは理の当然だろう。
 これからは台湾が事件の中心に浮かび上がってくることも大いにありえる。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月8日 9時41分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69231&type=0

「日台は共通意識を持っている」中国の挑発行為は尖閣諸島の不安定化を招く―台湾民進党

 2013年2月6日、台湾・中央社の報道によると、台湾民進党の林俊憲(リン・ジュンシエン)報道官は、
 「日台は話し合いにより尖閣諸島問題を解決する必要がある」
と発言した。環球時報が伝えた。

 林報道官は取材に対し、
 「日台は尖閣諸島の主権において多少の相違点はあるものの、同区域の安定的な平和が第一であるという共通意識を持っている。
 民進党は中国の尖閣諸島での挑発行為に反対する。
 こうした行為は同区域の緊張や不安定を招いている」
と話した。

 これは台湾の野党側の発言である。




中国戦闘機、スタンバイへ


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