2013年1月20日日曜日

上海で日本人らを一時軟禁:日本企業の中国脱出にかかる試練



●ANNニュース



テレ朝ニュース (01/20 11:57)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/230120020.html

上海で日本人らを一時軟禁…労働条件巡りスト

 中国・上海にある工場で労働条件を巡ってストライキがあり、経営側の日本人10人が一時、軟禁されました。

Q.:なぜストライキしたのか?
従業員:「(経営者が)理不尽な規則を作った。
 トイレも電話も2分以内で、違反したらクビになる」

 ストライキがあったのは、神奈川県川崎市に本社のある「神明電機」の関連会社「上海神明電機」です。
 従業員によりますと、中国企業による工場の買収が決まり、今後、労働条件が厳しくなることに対して従業員が反発、約1000人が工場を占拠し、経営側の日本人10人が18日から事務所に閉じ込められました。
 19日夜遅く、日本人らは解放されましたが、従業員らは20日も労働条件についての話し合いを求め、工場に集まっています。


 日本の企業は中国脱出に動いている。
 その過程で様々な起こってくる。
 これなどは典型的なその一つだろう。
 これからしばらくの間こういう事件が数々発生するだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2013年1月21日 11時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68648&type=0

日系企業の従業員、日本人幹部を2日間にわたり軟禁
=警察が突入して救出―上海市 

 19日、BBC中国語版サイトは記事「上海警察、軟禁された日系企業工場幹部を救出」を掲載した。
 新たに制定された就業規則に反発し従業員約1000人が抗議活動を起こした。写真は上海市神明電機工場での抗議活動。

 2013年1月19日、BBC中国語版サイトは記事「上海警察、軟禁された日系企業工場幹部を救出」を掲載した。
 18日、上海市の神明電機工場の労働者約1000人がデモを起こした。
 神明電機は昨年秋に中国企業に買収され、経営刷新が始まったばかり。
 このたび全49条の新たな就業規則が発表されたが、遅刻には罰金を科すなどのルールが厳しすぎると従業員の不満が爆発したという。

 18日朝から田村英昭社長を含む日本人幹部10人、中国人幹部8人が従業員らにより軟禁された。
 軟禁は19日深夜まで続き、最終的に警察が突入して救出したという。
 軟禁中はトイレにいくことも許されなかった。
 中国人幹部の一人は持病の高血圧が悪化し、一時意識を失ったという。


 もはや、中国は日本企業にとって「地獄の一丁目」になっている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年1月31日 18時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69014&type=0

日本本社からの上層部らを軟禁、従業員のスト事件は本当に収束したのか?―中国版ツイッター

 2013年1月18日、日本の電子部品メーカーの上海工場で、大勢の現地ワーカーが本社から出張で訪れていた日本人上層部を含む管理職を軟禁した事件。
 一旦、収束したかに見られているが、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトではさまざまな情報が錯綜している。

 電子部品メーカー・神明電機が上海に開設した工場で今月18日から19日深夜にかけて、本社から出張で来ていた日本人上層部10人と現地の中国人管理職8人が、約1000人の従業員らに取り囲まれ、工場内に軟禁された。
 最終的には地元警察によって救出され、同社社長を含む日本人幹部にけがなどはなかったという。
 中国内の報道では、従業員がこうした行動に出た理由は、一方的かつ不当な労働条件を押し付けられたためだとされ、その後、労働組合などの仲裁が入っているという。

 事態は基本的に収まったかのように見られる。
 しかし、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは連日、従業員と自称する人物たちが
 「ストは依然として続いている!
 我々労働者の権益を守ろう!」
などとして、工場内で続行されるストライキの模様を明かし、社内の写真を公表している。
 こうした内部情報には、同社が23日付で従業員に交付した通達も。
 そこには、
 「会社との折衝は法にのっとって理性的に。
 通常業務を続行しながら行うことが、双方の権益を守ること」
といった内容が記されていた。

 同時に、ストに参加した従業員が武装警察の制圧に遭ったなどとさまざまな情報が錯綜し、「事実を知りたい」との声も少なくない。
 中には
 「私服警察がワーカーを監視する様子」
とした写真も確認されている。

 今回のスト以外にも、中国の労働現場ではこうした事態が多発しているようだが、
 労働争議がここまで注目を浴びるのも、社会から軽視され、取り残される一般労働者の生活苦が背景にあるように見受けられる。

 “中国版ツイッター”には、このストを「支持する」「応援する」といった投稿が相次ぎ、以下のようなコメントも多く見られた。

●.「同志たちよ、この事実を広く拡散して、圧迫と搾取に立ち向かう上海の労働者たちの正義の闘争を応援しよう」
●.「ストをすることが違法だというのか?
 だったらみんな、お暇をもらって帰郷でもしたほうがましだ」
●.「労働者は指導者になりえないとでもいうのか?
 労働者は国の主体ではないのか?」
●.「我々労働者階級は自らの青春と汗水を費やして、国家の発展のために黙々と貢献してきた。
 しかし、我々の生活はよくなるばかりか先々の不安が増すばかりじゃないか。
 生活はどんどん苦しくなる。
 我々はすでに、労働者が国家の主人ではなくなり、奴隷に成り下がったことを知った。
 そして、我々の叫びは社会の平和を揺るがす不安要素だとされ、制圧の対象となっている。
 なぜなんだ?」





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