2013年1月12日土曜日

防空識別圏進入、中国認める:おそらくまず間違いなく「予期せぬ事態が発生」する



●日本の防空識別圏



サーチナニュース 2013/01/12(土) 09:56
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0112&f=politics_0112_005.shtml

監視目的 戦闘機が日本の防空識別圏進入、当局認める=中国報道

  中国メディア・鳳凰網は12日、中国軍の戦闘機が10日日本領空の外に設けられた防空識別圏に進入したと報じられたことについて、中国国防部の報道事務局関係者が11日
 「日本機の監視を行うために殲-10を2機発進させた」
と語ったことを伝えた。

  関係者の話によると、10日に中国軍の運-8輸送機が東シナ海ガス田の南西空域を定例巡回飛行した際、航空自衛隊のF-15戦闘機が近距離で追跡しているのを発見、さらに別の偵察機1機も同空域で活動していたため、殲-10戦闘機を2機発進させ、確認と監視を行ったという。

  関係者は、近年自衛隊機による中国に対する偵察活動が盛んになるとともに活動範囲が拡大されており、中国側の公務用飛行機、軍用機の巡視や訓練に頻繁に干渉していると指摘。
 「これが日中間の安全問題を生んだ根源である」
と語った。

  そのうえで、日本に対して「関連する国際法規を守り、有効な措置を取って海の安全を脅かす問題の発生を防ぐ」よう求めた。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/01/12 09:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/12/2013011200367.html

尖閣:中国「日本の防空識別圏は認められない」
中国戦闘機の防空識別圏侵入めぐり、中国外務省がHPで立場表明

日本、尖閣付近の警備強化に向け400人の専従チーム配置へ

 中国国防省は11日、自国の戦闘機が10日に尖閣諸島(中国名:釣魚島)付近の日本の防空識別圏(JADIZ)に入ったことについて
 「東シナ海のガス田の南西で正常なパトロール訓練を実施していた早期警戒機『Y8』1機に対し、日本のF15戦闘機2機が近距離で追跡してきたため」
と主張した。

 中国国防省の報道官室はこの日、公式ウェブサイトで
 「中国軍は証拠収集と監視のために戦闘機『殲10(J10)』2機を発進させた。
 このところ頻発している日本の戦闘機によるパトロール妨害活動に対し、高度の警戒態勢を維持するだろう」
と発表した。

 中国外務省の洪磊報道官もこの日の記者会見で
 「中国軍用機の東シナ海での飛行は定例的なもの。
 日本が事態を拡大させ、緊張を高めていることに対し反対する」
と述べた。

 中国当局のこうした反応は、中国が日本の防空識別圏を意図的に無視することで、海上だけでなく上空でも日本の尖閣諸島に対する実効支配を無力化する狙いがあると分析される。
 防空識別圏とは、他国の航空機が自国の領空に入ることを防ぐため領空の外側に設けられた一定の区域を指す。

 中国国営の「環球時報」は
 「中国の軍用機が日本の領空ではない公海上空を飛行したのは、国際法に合致すること。
 日本が一方的に設定した防空識別圏がこの権利を妨害することはできない」
と主張した。
 国営新華社通信も
 「日本は中国の軍用機の東シナ海での飛行に適応していかなければならない」
と報じた。

 一方、日本政府は尖閣諸島の警備強化のため、巡視船(警備艇)12隻と海上保安庁の400人による専従チームを配備することを決めた。
 また、尖閣周辺への巡視船配備のために、補正予算案に1000トン級の巡視船6隻の新規建造のための予算を組み込む。
 安倍晋三首相は11日の記者会見で、尖閣諸島問題について
 「(中国との)交渉の余地はない。海と領土は断固として守る」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年1月12日 13時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68377&type=0

<尖閣問題>
日中の戦闘機がスクランブル発進、尖閣上空で一触即発―中国

 10日、中国国防部は尖閣付近に戦闘機を緊急発進させた問題について説明した。自衛隊機の接近を受けて中国戦闘機がスクランブル発進したと主張している。

 2013年1月11日、中国国防部の公式サイトによると、同部は10日、尖閣付近に戦闘機を緊急発進させた問題について説明した。

 現在、中国は尖閣諸島について「海と空からの定期巡視」を実行していると主張している。
 10日、巡視の航空機が日本の防空識別圏に侵入したため、自衛隊のF-15がスクランブル発進。
 自衛隊機が接近してきたため、中国軍がJ-10戦闘機2機をスクランブル発進させたという。
 なおJ-10戦闘機は防空識別圏には侵入していないという。

 中国国防部の発表に従えば、日中両国の戦闘機がスクランブル発進したことになる。
 昨年9月以来緊張が続く尖閣諸島問題。
 思わぬアクシデントが衝突につながりかねないと懸念されている。


 領海のネズミ駆除ではアクシデントが発生する率は低い。
 しかし、領空でのジェット戦闘機同士では、思わぬ事態が発生する確率は格段に高くなる。
 中国は日本の出方を伺っているのだろうが、 
 おそらくまず間違いなく「予期せぬ事態が発生」する
と考えていたほうがいい。
 それが起きたときにどう対応するか、幾つかのシュミレーションで対応を予測しておいた方が賢明だろう。
 もちろん、そんなもの何の役にもたたないが、心づもりにはなる。
 はじめはプロペラ機が来て、自衛隊がスクランブル。
 次にジェット戦闘機が来て、スクランブル。
 日本は尖閣消灯警備体制を強化に着手。
 順々にエスカレートしている。
 簡単には収まらない。
 日本は少なくとも向こう1年間はトラブルを起こしたくない。
 なぜなら、外資が退避する期間を与えないといけないからだ。
 見通しがハイリスクになっている以上、外資は退避して当然。
 もし、それをしないで巻き込まれることになっても、日本政府に非がないようにしておかねばならない。
 それが戦争前に行う関係国への大義建前である。


レコードチャイナ 配信日時:2013年1月12日 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68378&type=0

「実力行使するべきだ」日本の尖閣警備体制強化計画に中国ネットユーザーが激怒―中国


●11日、BBC中国語サイトは記事「日本の尖閣別働隊計画が中国ネットユーザーの注目集める」を掲載した。海上保安庁による、12隻400人体制の尖閣対策班を設置する計画が明らかとなった。写真は中国人民解放軍空軍の演習。


 2013年1月11日、BBC中国語サイトは記事
 「日本の尖閣別働隊計画が中国ネットユーザーの注目集める」
を掲載した。

 11日、日本メディアは海上保安庁の増強計画を報じた。
 中国とのにらみあいが続く尖閣諸島での巡視力を整備するため、2015年までに12隻 400人からなる専属班の構築を目指すという内容だ。
 また、安倍晋三首相が
 「尖閣問題に交渉の余地はない」
と再び発言したことも伝えられた。

 中国のネットユーザーには怒りを示す人も少なくない。あるネットユーザーは大手マイクロブログで日本製品ボイコットを呼びかけていた。
 また、巡視ではなく、実際の行動に出るべきと呼びかけている人も少なくない。

 10日、中国の戦闘機が尖閣付近を飛行したが、中国ネットユーザーの中にも報復措置だと考えている人が少なくない。
 環球時報の胡錫進(フー・シージン)編集長もマイクロブログで、高成長を持続できる「戦略的チャンス期」を維持するため中国は強硬な手段を取らないと考えている日本人もいるようだが、戦闘機の飛行がその幻想を打ち砕いたと発言した。





中国戦闘機、スタンバイへ


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