2013年1月13日日曜日

脱中国をすすめる日本:アメリカと中国は同じバランスに

_

●11日、EUは2012年も引き続き、中国にとって最大の貿易パートナー、最大の輸入相手国となったが、最大の輸出相手国の座は米国に明け渡した。写真は青島港。


 これまで日本はあまりに中国に頼って安易な経済運営をやりすぎてきた。
 しかし、今回の問題で世界均等なシステムで行かねばならぬことに気付かされ、その方向への動きが加速している。
 2012年の中国との貿易は中国から日本へはほとんど変わらないが、中国への輸出は約9%減であったという。
 今後ともにその数値は維持され、
 現在の全貿易に占める中国比率を今の20%から、
 アメリカと同じ比率とすべく15%以下にもっていくことになるだろう。
 そうすることによって、一極集中という弊害から免れる。
 一極集中というのは、お手軽な、言い換えると経済的には「悪性のガン」みたいなものだ
 バランスのいい形になるまでしばらくは赤字の覚悟がいる。
 安易な状況にあぐらをかいていた罰みたいなものだ。
 しばらくは「ガマン」しないといけない。


レコードチャイナ 配信日時:2013年1月13日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68386&type=0

尖閣問題が経済不振に拍車、日本は5位の相手国に―中国

 2013年1月11日、中国新聞社によると、中国税関総署の鄭躍声(ジョン・ユエション)報道官(総合統計司司長を兼任)は10日に北京で、昨年の日中経済貿易について述べた際、
 「2012年に日本は(順位を下げて)中国の5番目の貿易パートナーとなった。
 このうち中国から日本への輸出はわずか2.3%の増加にとどまり、
 日本からの輸入は8.6%の減少だった。
 これは『釣魚島(日本名・尖閣諸島)をめぐる茶番劇』と関係がないとはいえない」
と述べた。

 同日発表された税関のデータによると、昨年は香港が日本に変わって中国本土の4番目の貿易パートナーになった。
 日本は5番目のパートナーとなり、日中二国間貿易は総額3294億5000万ドルで、前年比3.9%減少し、中国の対外貿易総額の8.5%を占めた。

 鄭報道官によると、
 「日中貿易が減少し始めており、その根本的な原因はなんといっても日本経済自身が厳しい状況に直面していることにあり、これが二国間貿易の発展に影響した」
のだという。

 昨年の日本経済は国内外に積み重なった要因の影響により、第1四半期(1-3月)に短い復興期を経た後、第2四半期(4-6月)、第3四半期(7-9月)はマイナス成長が続き、再び技術的な低迷状態に陥った。
 日本の内閣府は昨年12月に景気の現状判断を「悪化」に引き下げた。
 日本政府が景気判断を「悪化」とするのは3年半ぶりのことだ。

 鄭報道官が付け足して述べたところによると、尖閣諸島の領有権をめぐる問題も日中二国間貿易の健全な発展に一定のマイナス影響を与えた。
 たとえば昨年9月、日本が同島を国有化すると、日本国内の企業の経営リスクが目立って高まり、契約破棄や貨物の返送といった状況に直面するようになった。

 鄭報道官は、
 「このたびの茶番劇が中日二国間貿易に与えた損害がどれくらいのものか、われわれは引き続き注視していく」
と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/TF)




レコードチャイナ 配信日時:2013年1月13日 1時14分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68390&type=0

米国、EUに代わり中国最大の輸出相手国に―中国メディア

 2013年1月11日、主要経済大国の経済成長率の分化が進むに伴い、中国の貿易パートナーの順位も変化しつつある。
 税関総署の鄭躍声(ジョン・ユエション)報道官(総合統計司司長)によると、
 EUは2012年も引き続き、中国にとって最大の貿易パートナー、最大の輸入相手国となったが、
 最大の輸出相手国の座は米国に明け渡した。
 このほか、ASEANは引き続き中国第3の貿易パートナーとなり、
 香港は日本に代わり、第4の貿易パートナーとなった。
 北京商報が伝えた。

 データによると、中国とEUの貿易総額は前年比3.7%減の5460億4000万ドルに達し、中国貿易総額の「14.1%」を占めた。
 うち、中国の対 EU輸出は6.2%減の3339億9000万ドル、輸入は0.4%増の2120億5000万ドルだった。
 米国は2012年、中国にとって第2の貿易パートナー、最大の輸出相手国、第5の輸入相手国となった。
 米中貿易総額は8.5%増の4846億8000万ドルに達し、中国貿易総額の「12.5%」を占めた。
 うち、中国の対米輸出は8.4%増の3517億9000万ドル、輸入は8.8%増の1328億9000万ドルだった。

 中国国際経済交流センター・コンサルティング研究部の王軍(ワン・ジュン)副部長は
 「今後1-2年の貿易構造を見るに、上述のすう勢は今後も続くと思われる。
 米国がEUを抜き、中国最大の貿易パートナーとなる可能性が高い」
と指摘した。
 (提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/TF)


中国の対EU輸出は6.2%減の3339億9000万ドル、輸入は0.4%増の2120億5000万ドル。
 中国の対米輸出は8.4%増の3517億9000万ドル、輸入は8.8%増の1328億9000万ドル。

 中国は対EUでは、輸入の「1.6倍」を輸出し、対米では「2.6倍」である。
 平均すると「約2倍」になる。
 中国経済はこの輸出過多でもっている。
 いわゆる「外需国」「貿易立国」である。
 そしてこれを支えているのが「外資」ということになる。
 中国の命脈は外資に握られているといっていい。
 いかに外資を中国に留めておくか、それができないと中国はヤバクなる。