2013年2月2日土曜日

中国は劣化していくだろう:「生態的災難が中国に訪れる」、奇跡的成長も台無し

_

●30日、中国の大気汚染は深刻なレベルにまで悪化している。写真は31日の山東省各地。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月1日 21時56分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69048&type=0

中国、大気汚染による大災害発生の危機に瀕している―露メディア

 2013年1月30日、露ラジオ局・ロシアの声(電子版)は
 「生態的災難が中国に訪れる」
と題した記事を掲載した。31日付で環球網が伝えた。

 中国で深刻な大気汚染が広がっている。
 ロシア科学アカデミー極東研究所のイーゴリ・ウシャコフ氏は、高気圧と有毒ガスや有毒物質などが組み合わさった結果だと指摘する。
 人口2000万人の北京市の自動車所有台数は400万台にも上り、その排気ガスは膨大な量になっているとして、
 「すでに大きな災害になっている」
と述べた。

 大気汚染は人為的要因と自然的要因を有している。
 これは中国人にとって深刻な問題であり、
 政治的色彩が強く、すでに社会的な結果も出ている。
 昨年中国で実施された抗議活動のうち、30%が水や空気の汚染などの環境問題に関するものだった。

 中国上空にとどまっている濃霧について、専門家たちは警鐘を鳴らしている。
 世界自然保護基金(WWF)燃料・エネルギー複合施設環境政策プログラムのアレクセイ・クニジニコフ責任者は、
 「中国の主要エネルギーは今も石炭であり、大量の有害物質を排出している。
 中国にとって最も適しているエネルギーは天然ガスだ。
 エネルギー施設にガスを輸送するためのパイプラインを建設するべきだ」
として、中国が環境に優しいエネルギーへ移行しなければならない必要性を示した。

 現在、中国全土の約7分の1まで大気汚染が広がっている。
 北京では大気汚染指数が最悪の6級に達した。
 ロシア科学アカデミー極東研究所のアンドレイ・オストロフスキー専門家は、
 「風が吹かず、高気圧がさらに1カ月続いた場合には、大災害に発展する恐れがある。
 現在すでに半月この状態が続いているのだ」
と警告している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月2日 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69046&type=0

深刻化する環境問題、中国の奇跡的成長も台無し―米誌

 2013年1月31日、環球時報(電子版)によると、米フォーチュン誌は29日、
 環境問題が中国の奇跡的とも言える成長を打ち消してしまう
かもしれないとする記事を掲載した。
 以前から環境保護活動家や経済学者などが
 中国に環境問題が原因の災害が発生する可能性
を警告してきたが、1月中旬、それが現実となった。

 都市部を中心に深刻な大気汚染が発生しているが、数十年にわたって環境問題が見過ごされてきたことと、
 電力の70%を火力発電に頼るなど石炭への過度な依存が原因となっており、
 現在の状況を短期間で大幅に改善することは難しいとみられる。
 中国で使われているガソリンと軽油は硫黄含有量が欧米諸国よりも高く、中国都市部の大気汚染は自動車の排出ガスが主要な汚染源となっている。

 中国政府は様々な手段で環境保護を進めているが、それ以外にもエネルギー集約型の産業から高効率・ハイテク産業やサービス産業への転換を図るなど、経済成長の方向を見直す必要があると同時に、
 環境への大規模な投資を行う必要があると指摘されている。
 中国は年間910億ドル(約8兆1900億円)を環境保護に投じているが、国内総生産(GDP)に占める割合は1.3%にとどまっており、専門家は2~4%が妥当だとしている。

 環境問題に関して中国は政府中央も地方政府も状況を隠蔽(いんぺい)したがる傾向が強く、汚染に関する統計データも公表したがらない。
 だが、今後もこうした姿勢を続けると、
 政治への信頼性を失うリスクに直面することになりかねない。


 国際機関がいまだに中国の未来をバラ色に描いているが、客観的にみるかぎり、
 「限りなく灰色に近い」
と判断したほうが妥当だと思う。
 中央政府も地方政府も環境対策を十二分にやるとは考えられない。
 そんなマイナスのことは実行しないだろう。
 建前上、予算がついても、やったからといってすぐ翌年に数値として結果が見えるものではないとしたら、そのお金の大半は担当者の懐へ消えていくことになる。
 そして、書類だけは「実行済み」というスタンプが押されるのが落ちである。
 中国は、「空から川の底まで灰色に染められる国」である。
 もし希望があるとしたら、その上と、その下しかない。
 つまり、宇宙と深海のみが中国の活躍ステージになる。
 それ以外では、やればやるほどグレーが濃くなっていく。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月6日 8時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69173&type=0

深刻な大気汚染、北京市上空の浮遊粒子状物質は4000トン―中国

 2013年2月5日、中国の都市は連日大規模な濃霧の影響を受けて、空気の質は深刻な汚染のレベルに達している。
 中国科学アカデミーの王躍思(ワン・ユエスー)研究員によると、北京市街地を750平方キロメートルとして計算すると、
 都市上空の浮遊粒子状物質は「4000トン」に達し、
 北京市の空気汚染はすでに非常に顕著な状態だ。
(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/内山)






中国戦闘機、スタンバイへ


_