
●4日、中国では春節が迫り、海外に出る中国人観光客がピークに達している。日本の元首相が相次ぎ中国を訪問している今、両国の民間交流が回復しているのかどうかは、多くの人にとっての関心事だ。写真は北海道。
日本の「お正月短期」の海外旅行は史上最多だったという。
しかし、
中国向け観光は「85%減」という最悪の状態だった。
中国は旧正月で、果たして中国観光客は日本にどれほど訪れるだろうか。
最近のデータでは、事件直後「37%減」までになったが、
12月は「17%減」と急速に回復している。
さて、ではこの旧正月はどうか。
訪中の「85%減」ということはないにしても、「10%ライン」が攻防線になるだろうか。
それでも85%と10%ではえらく乖離がある。
日本には中国人が欲しがるものはあるが、逆に中国には日本人の好みに合うものが少ないということであろう。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年2月5日 11時19分
http://
www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69143&type=0
春節の海外旅行ピークに、「中国人観光客は日本に戻って来るか?」―SP華字紙
2013年2月4日、中国では春節(中国の旧正月、今年は2月10日)が迫り、海外に出る中国人観光客がピークに達している。
日本の元首相が相次ぎ中国を訪問している今、両国の民間交流が回復しているのかどうかは、多くの人にとっての関心事だ。
中国人の人気旅行先として、日本の観光地に春は再び訪れるのだろうか?
シンガポール華字紙・聨合早報の記事を引用して中国新聞社が伝えた。以下はその概要。
2010年に中国漁船と日本海上保安庁巡視船との衝突事故が発生して以来、翌2011年の東日本大震災支援活動と辛亥革命100周年記念活動は行われたものの、領土問題と歴史問題が原因で、国交正常化40周年祝賀ムードはどこかに吹き飛んでしまった。
中国の伝統的祝日である春節を目前に控え、中国人の海外旅行はピークを迎えている。
日本の元首相が続々と中国を訪問している今、両国の民間交流が実際に回復しているのかどうかは、多くの人が知りたいところだ。
中国人の人気旅行先として、日本の観光地に春は再び訪れるのだろうか?
2009年正月に公開された中国映画「非誠勿優(誠実な人以外お断り)」をきっかけに、日本最北の北海道が中国人に広く知られるようになった。
この映画は驚異的な興行収入を記録、映画の大ヒットで引き起こされた北海道観光ブームは1年以上も続いた。
「非誠勿優」が公開される少し前に開催された第 21回東京国際映画祭で、スペイン人監督作品「シルビアのいる街で」が上映された。
ドイツ国境に近いフランスの古都ストラスブールを舞台にしたこの作品によって、「非誠勿優」と同様、映画の舞台となったこの都市に大きな観光ブームが湧き起こった。
観光業に対する映画の効用は意外にも極めて大きく、映画のヒットが旅行業界にこの上ない喜びをもたらした。
娯楽と観光は、誰にとっても悪い作用は及ぼすことはなく、敵対関係も生じ得ない。
しかし、日本政府が発表した統計データによると、2012年11月に観光あるいは仕事で日本を訪れた中国人は約5万2000人にとどまった。
東日本大震災によって旅行者数が激減した後、やや持ち直した2011年11月に比べ、43.6%も減少した。
特に団体旅行の落ち込みが激しかった。
このような状況に対し、朝日新聞のコラム「私の視点」欄に、ある日本人学者による「日本の観光情報を発信するのに留学生に活躍してもらい、中国人観光客を誘致しよう」という投稿が掲載された。
この投稿文の筆者は、中国人観光客誘致のために、
▽.政治情勢に左右される団体観光客ではなく、フリー旅行の中国人を顧客ターゲットとする
▽.母国の家族や友人知人に訪日旅行を薦めてもらうよう、中国人留学生向けに無料の観光ツアーを実施する
▽.領土問題や歴史問題が原因で日中両国に再びいざこざが起きた時、これらの留学生が、反日ムードを抑制する働きをしてくれる、
の3点を提案した。
すなわち、在日中国人留学生を極力活用するということだ。
この提案が実際に効果的かどうかは別として、北海道の広大なラベンダー畑や温泉宿、ストラスブールの古い建物やヨーロッパ風情に満ちた大通りなど、映画で見た素晴らしい景色を実際に自分の目で見て、そこを散歩したいと誰もが思うであろう。
歴史は歴史、別の事だ。
月日が経つにつれ、歴史の記憶はだんだんと薄れていくが、存在し続けることは確かなことだ。
いつ「一触即発」するかは分からない。
現在の日中関係について、緊迫化は
「価値観・制度の違いまたは交流不足による」
「領土問題と歴史問題を一緒にすべきではない」
「親善は政治とは無関係に行われるべきだ」
といった意見が一部にある。
しかし、上述の例からも分かるように、人々の記憶は消えることなく存在している。
従って、「忘れる」のではなく、「まず記憶を整理しはっきりさせる」必要がある。
ある在日朝鮮人が2012年9月末、ヨーロッパの和解に対する見方と同様な視点で書かれた文章を朝日新聞に投稿した。
この文章では、
「日本がかつて支配した旧満州には、至る所に旧日本軍に対する抵抗運動の記念碑、犠牲者の墓、関連建築物がある。
史実を若い世代に伝えることにおいて、日本はすべてを『反日教育』と見なしてそれを反対してきた。
日本と周辺諸国の間には共通した歴史認識がない。
私はこのことが問題の根源であると改めて認識した」
と記されていた。
先に取り上げた訪日中国人観光客誘致を提案する投稿文では、
「中国人留学生は反日ムードを抑える役割を果たすことができる」
と指摘されていた。
日本の新聞に一時氾濫していた「反日」という言葉について、ある在日中国人留学生が2012年10月、異なる見方を示した。
この人は朝日新聞の読者投稿欄「声」で、
「中国には、『在英留学生は英国を愛し、在米留学生は米国を愛し、在日留学生は日本に敵対意識を持つ』という流行り言葉がある」
と紹介した。
中国人が日本に留学して「反日」派になるとすれば、それは、アジア諸国に対する日本の態度、マスメディアの報道、若年世代に対する近現代史教育の不十分さ、などが原因だ。
この留学生は「在日留学生が日本に敵対意識を持つ」関係が好転することを望んでいる。
人情・理論いずれの点から見ても、在日中国人留学生で、日本に中国人観光客が戻って来ることを望まない人などいない。
彼ら自身も日本に馴染んで日本での生活を大いに楽しみたい。
日本留学の目的は、決して「反日」ではなく、「親日」そして「知日」にある。
日本に中国人観光客が戻ってくるかどうか。
在日留学生の役割・効果は、その根本的要因ではない。
歴史に対峙する日本の態度が誠心誠意によるものかどうかが決め手となる。
映画のタイトル「非誠勿優」と同じように。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/内山)
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2013/02/04 17:59
http://
www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/04/2013020401794.html?ent_rank_news
日本人団体観光客の行き先 韓国・中国から北米へ
【東京聯合ニュース】韓国や中国を訪れることが多かった日本の団体観光客が米国やカナダへシフトしていることが4日までに、分かった。
日本旅行業協会(JATA)によると、昨年10~12月に韓国を訪問した団体客は前年同期の44.1~55.8%水準だった。
中国を訪問した団体客は同21.2~25.9%と急減。
香港・マカオと台湾を訪問した団体客も20~60%減少した。
一方、米国とカナダを訪問した団体客は前年同期の133.8%~167.5%と増加した。
グアム・サイパンも130.5~159.5%になった。
団体客が韓国・中国より米国・カナダを好む傾向は今年1~3月の予約状況にも表れている。
団体客の韓国旅行の予約は1月が前年の55.1%、2月が43.9%、3月が48.5%と低迷している。
中国も前年の約19.7%~28.1%にとどまっている。
逆に米国・カナダは1月が前年と比べ154.2%、2月が160.8%、3月が156.7%と好調だ。
韓国と中国への団体客予約が減少しているのは、日本と韓中の関係が冷え込んでいることに加え、旧正月(今年は2月10日)連休などでホテルが確保しにくい季節的要因がある。
一方、今冬は太陽の黒点の活動が活発でオーロラが観測しやすいことからカナダや米アラスカ、北欧などを訪問する日本人が増えている。
』
この日本旅行業協会(JATA)によると、
昨年10~12月の日本人の海外観光は、平年とくらべると
①.韓国:44%~56%
②.中国:21%~26%
③:香港マカオ:20%~60%
だという。
つまり、韓国へは例年の半分、中国へは例年の2割ほどしか向かわなかった、ということになる。
また、
1月から3月の予約状況では
①.韓国:44%~55%
②.中国:20%~28%
であり、ほぼ変化ない状況のようである。
日本への中国観光客は急激に回復しているが、中国への観光客は2割少々でしばらく底を這い続けそうである。
日本は10%減ラインの攻防であるが、中国は80%減である。
「中国一人負け」の状況はちょっとやそっとでは回復しそうにないようである。
『
サーチナニュース 2013/02/08(金) 09:58
http://
news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0208&f=national_0208_004.shtml
【中国BBS】
日本人の中国旅行が激減、理由は尖閣か大気汚染か
中国大手検索サイト百度の掲示板に
「訪中者が80%も減少したのは日本人が愛国だからだ」
というスレッドが立てられ、スレ主の主張に対して、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
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日本旅行業協会がまとめた
2月、3月の海外パック旅行の予約状況によると、尖閣諸島(中国名:釣魚島)を巡る対立の影響によって、中国行きが前年比で約8割減となった。
日本旅行業協会によれば、国内大手7社の旅行代理店を通じて予約した中国へのパック旅行は、
2月が前年比80.3%減、3月は同 77.2%減となった。
同ニュースについて、中国人ネットユーザーからは
●.「殴られるのが恐いのだろう」、
●.「中国には野蛮な輩(やから)が多いからな」
など、日中関係が悪化していることを背景に、日本人はトラブルを懸念していると推測するコメントが寄せられた。
しかし、さらに多かったのは、中国で問題となっている「大気汚染」という意見だった。
●・「中国には毒ガスがあるからね」
●・「日本のテレビでは毎日のように中国の大気汚染を報道しているから、恐くて来られないのだ」
●・「釣魚島の問題よりも、わが国の毒ガスを恐れているな」
●・「日本人が中国に来ないのは大気汚染の占める割合が大きいと思う」
また、日本人が中国に来る理由が分からないというユーザーもおり、
●.「中国に来て何をするんだ?
人でも見るのか?
毒霧体験?
島で縮こまっていたほうが良いって」、
●.「実際のところ中国は旅行に来るような国ではないよ」
などの意見もあった。
ほかには、
●.
「わが国は今になって、釣魚島問題を煽ることが『諸刃の剣』だということに気が付いた」
など、訪中する日本人が減ったことによるデメリットに注目したコメントもあった。
』
『
サーチナニュース 2013/02/07(木) 13:38
http://
news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0207&f=national_0207_050.shtml
春秋航空が日本路線の廃止検討で賛否両論=中国版ツイッター
日中関係の悪化を巡り、中国の格安航空会社・春秋航空の日中を往復する路線の搭乗率が著しく低下している。
中国メディアの新浪が微博に設けたアカウント「新浪財経」で、春秋航空が日本路線の廃止を検討していると伝えた。
春秋航空の王正華董事長(取締役会長)によれば、日中定期便の廃止について最終的な決定を下してはいないというが、搭乗率が50%を下まわっており、同社の経営に深刻な影響を及ぼしていると述べた。
「新浪財経」のニュースに対して、中国人ネットユーザーたちの多くが
●.「廃止しちゃえよ」、
●.「ついにこらえきれなくなったか」、
●.「これは愛国ということだな」
●.「廃止だ、廃止!さっさと廃止すべし」
などといったコメントとともにリツイートした。
中国を代表する格安航空会社が日中路線の廃止を検討しているというニュースであるため、
●.「これはもしかして、日本排斥の呼びかけを意味しているのではないだろうか?」
と深読みするコメントもあった。
しかし、ほかの航空会社と比べて非常に格安で運行しているため、運行の継続を望むという声も少なくなく、
●.「絶対に廃止しないでほしい。ほかの航空会社は高すぎるんだよ」、
●.「オレは春秋航空を頼りに日本に行っていたのに」
などのコメントがあった。
今はまだ検討段階であり、路線は現在のところ通常通り運航しているため
●.「廃止になる前に日本に行っておこう」
というユーザーもいた。
また、
●.「公共の場所で大小便をしない中国人同胞ならば、今が日本に行く相応しい時だろう」
と、台湾の空港ロビーで子どもに大便をさせた中国人観光客に関するニュースに絡めてリツイートしたユーザーもいた。
』
【中国戦闘機、スタンバイへ】
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